三宅島漁業協同組合では、漁師を目指す方に三宅島の魅力や漁業の素晴らしさ、新鮮でおいしい魚のことなどを知っていただきたいとの想いから、このサイトを開設しました
三宅島の海は、年間を通じて黒潮が島の近くを流れています。この黒潮に乗って、春先にはカツオがやってきます。カツオは黒潮にのって太平洋を北上し北の海で大きくなります。秋にはあぶらののった下りガツオとして再び三宅島の近海に回遊してきます。また、まぐろ(きはだまぐろ)も毎年12月から1月ごろ、三宅島の周辺に姿を見せはじめます。カツオやマグロが回遊してくると、漁師達は競って船をだし、港はにわかに活気付きます。今日は、ある漁師の一日の様子を通じて、三宅島代表的な漁である引き縄漁を見てみましょう。
夜明けとともに出港します。10トン前後のほどの漁船に1~2名で乗りこみます。
漁場は、潮目とよばれる異なる潮流がぶつかる海域や海鳥たちが集まる海域です。
竿を船の両側に広げ、数本の細い縄を出して漁船を走らせます。
縄には、潜航板やヒコーキと呼ばれる漁具、その後ろには色とりどりのバケと呼ばれる疑似餌が付いています。潜航板やヒコーキはバケに小魚が逃げまどうような動きを与えます。漁師は経験から季節や海の状況や狙う魚にあわせて道具を選びます。
遠くにたくさんの海鳥がたくさん集まっています。鳥山です。鳥山の下にはカツオやマグロに追われた小魚がいます。鳥たちはこの小魚を食べるために集まっています。漁師は鳥山に向け船を走らせます。
船の後方で魚が跳ねました。バケに魚が掛かりました。縄を手繰り寄せると、銀色の魚体がギラリと光って見えます。カツオです。すばやく魚を船上に取上げて、針を外し、船に設けられたカメと呼ばれる保管庫に入れます。鳥山の下には魚が群れているので、次々に魚が掛かってきます。しばらくの間、船の上はまさに"戦場"となります。
漁の合間を見て食事をとります。三宅島の漁船は、日帰り操業が主体なので漁師はお弁当を持っていくことが多いようです。
夕方には港に戻り、釣った魚を水揚します。漁協職員と協力しながら水揚した魚を種類、大きさ別に分け、氷とともに発泡スチロールの箱に入れ梱包します。さらにコンテナに積込み東京に向けて出荷されます。
漁師は翌日の漁に備えて、漁船に氷、水、燃料等を補給し船を決められた場所に係留して、船上を洗ってから帰宅します。
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