第5回の短期研修が9月8日から5日間の日程で行われました。今回の研修は、これまでで最年少となる17歳の高校生をはじめ、関東・東海地方から10名の方々に参加していただきました。また、今回の研修では、昨年の短期研修に参加し、現在、長期研修中の水沼君を新たにコーディネーターに迎え、これまでの経験を活かしたアドバイスや指導を担当してもらいました。
研修期間中、8日から9日にかけて台風14号が伊豆諸島の南部を通過し、海は、定期船も欠航する大シケとなりました。このため、研修は、スケジュール変更を余儀なくされましたが、研修3日目から海上研修を実施することができました。漁師の間では、台風明けは漁模様が良いといわれています。研修生10名は、期待を胸に英丸と住吉丸の2隻に分乗しキンメダイの漁業研修に臨みます。ところが、この日は潮の状況が悪く、荒れた海上で船長は魚探で魚影を探しますが、なかなかモニターに魚の反応が見えません。それでも仕掛けの投入や巻揚げなど一連の操業を経験することができました。
4日目は引き縄の操業実習ですが、前日同様に漁模様が悪く、カツオやマグロが回遊する群れの目印となる海鳥もあまり飛んでいません。この日も思うような漁をすることができず、早めの帰港となりました。
研修生は、台風、不漁といった自然を相手にする漁業の厳しい一面を経験したことでしょうが、皆様、笑顔で三宅島を後にしました。
●開会式 |
●新たにコーディネーターを務める長期研修生の水沼君 |
●漁協施設見学(冷蔵庫) |
●郷土資料館視察 |
●島内視察(大路池にて) |
●島内視察(七島展望台にて) |
●出港前点検 |
●コーディネーターにキンメの仕掛けの説明を受ける |
●仕掛けの巻揚げ |
●キンメダイを釣り上げる |
●メダイを釣り上げる |
●エサの付け替え |
●カツオを釣り上げる |
●カツオを釣り上げる② |
●出荷作業 |
●漁具作成 |
●ロープワーク |
●アンケート記入 |
●関係者一同 |